「どこへでも着ていける着物ですよ」に騙されない
みなさんこんにちは！
きもの大好きリントキモノです(^^)
着物屋さんで、
「この着物はどこにでも着て行けます」
と言われたことありませんか？
このセリフ、危ないです。
今回は、
「どこへでも着ていける着物ですよ」
に騙されないための
お話をしていきます。
例えば、
洋服で考えてみましょう。
どこにでも着て行ける洋服
と言われて
それをあなたは買ったとします。
それをどこにでも
着て行くでしょうか？
少なくとも
フォーマルとカジュアルは
使い分けるでしょう。
友人や同僚の結婚式と
普段ショッピングや食事に行く時に
着る服装が一緒ということは
なかなかありません。
そして、
カジュアルはカジュアルでも
公園へお花見に行くときと
友人との気兼ねないランチ会と
学生時代の先輩の結婚祝いディナーでは
着て行きたいものは変わりませんか？
公園でお花見なら、
ベンチに座ったりするかもしれないし
ある程度は歩くので
身軽な格好がいいですよね。
屋外だから体温調整ができることも
重要でしょう。
ぺたんこ靴やスニーカーに
羽織れるものがあって
多少汚れても気にならないデニム
などでしょうか。
友人との気兼ねないランチ会なら
流行を取り入れておしゃれにしたり、
かっちりしすぎない
コーディネートになりますよね。
白いボトムやスカートに
季節によってブーツやサンダルを
合わせてみたり。
学生時代の先輩の結婚祝いなら
きれいめで少しかちっとした服が
その場に合うのではないでしょうか。
グレーやベージュの
きれいめワンピースに
足元はパンプスがいいでしょうか。
このように、洋服であっても
どこに何を着て行くかというのは
場所・目的・会う相手によって
変わりますよね。
それが着物になるとなぜ、
「どこにでも着て行ける」
と簡単に一括りにされるのでしょうか。
はっきりいって
「どこにでも着て行ける」というのは
着物屋さんにとって都合のいい
セールストークです。
売る側としては
売りたいがためにそういうことを
言うんですよね。
へたすると、どこに行くにも
しっくりこない着物を買って
損してしまうことだってあります。
良心的な着物屋さんであれば、
こんなお出掛けにぴったりという
勧め方をしてくれると思いますが、
どこに何を着て行くかは
着物屋さん頼りではなく
あくまで自分である程度の知識をもって
自分で選ぶべきです！
きちんとした知識を持っていれば
セールストークに乗せられて
実用性のない着物を買って
損することはなくなります。
知識を味方につけて
自分でTPOに合った着物を選び
楽しめるようになりましょう！
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